乳腺について

乳房放射線療法とは

高エネルギー放射線を用いて以下の目的のために行います。
@乳房温存術後
  術後乳房内の潜在病変制御が目的
A乳房切除後
  局所と領域内の病変制御が目的
Bその他
  再発・転移等

 

乳房への放射線治療を受ける方へ

放射線照射は1日1回2Gy(放射線の量の単位です)
月曜日から金曜日までの週5回で合計25回〜30回50Gy〜60Gy)照射します。
一般的に使用する放射線はX線(25回〜30回)、電子線(0〜5回)です。

 

当院での乳房放射線治療の流れ

仰臥位で両側、または患側上肢を挙上し接線二門照射を行います。
毎回の治療体位の再現性向上のため以下の固定具を使用します。


当院ではまず、シミュレーション室で治療計画作業があります。
ここでは患者さんの治療部位の決定と
位置確認用のレントゲン写真、治療計画用CTを取り、実際に治療する場所を
厳密に決めていきます。
患者さんの体表に直に印を描いていきます。

この印は治療をする際の目印になります。
印が落ちてしまうともう一度シミュレーション作業からやり直し
になってしまいますので当院では、原則として治療期間中(25回〜30回)
は入浴はシャワーだけで浴槽には入らないようにお願いしております。

 

sim ※ シミュレーションや照射は脱衣して行います。

 

一般的にシミュレーション日に線量計算を行い、
次の日から治療となります。

 

治療日初日、まず前日にシミュレーションで決めた印に技師が
あわせます。この際、治療を受ける方は力を抜いて楽にしておいてください。
ご自分で動きますと動きすぎてしまい、印に合わなくなってしまいます。
印が合いますと、次は実際にレントゲン写真を撮影し
シミュレーション時と変化の無いことを確認し治療を行います。

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お時間は治療室に入室後10〜15分程度で終わります。


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※ シミュレーションや照射は脱衣して行います。

 

合併症について

急性期: 軽度の放射線皮膚炎、全身倦怠感
亜急性期: 放射線肺臓炎
晩期: 上肢浮腫、肋骨骨折、心膜炎、組織壊死、上腕神経叢障害(鎖骨上窩に照射した場合のみ)
治療期間終了後に副作用が現れてくることもありますので、定期的に受診し経過を観察します。

以上は、乳房に放射線治療を受ける方全員に必ずしも当てはまるものではありません。
詳細につきましては、担当の医師より説明があります。
ご不明な点は、担当医にお尋ねください。

 

放射線療法を受けられない方

過去に乳房およびその周辺に放射線照射を受けたことのある人は、同じ側の乳房には放射線を照射することはできません。
妊娠中の人も放射線療法は避けます。

 

 

 


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