核医学

骨・関節系

骨シンチ

 
  • 検査準備

検査時間は15分程度です。
注射後は飲水を心がけ、検査前に必ず排尿するようご協力ください。
大きな金属は外します。
ピアス、指輪等は装着したままで検査可能ですが、詳細は当日担当者の指示に従ってください。

 

  • 放射性医薬品

99mTc-HMDP  静脈注射

 

  • 検査の原理

99mTc-HMDPはリン酸化合物で、骨の無機質成分であるハイドロキシアパタイトへの化学吸着及び病巣部の血流程度により集積します。骨腫瘍や骨代謝疾患などで骨代謝が亢進している部位では高集積を示し、骨代謝を反映した画像が得られます。

 

  • 検査方法

静脈注射後、2時間半後に検査します。
前面・後面の全身像を全身スキャンで撮像します

 

検査の様子

  • 臨床的意義

転移性骨腫瘍: 骨転移巣の全身検索。単純X線では50%以上の脱灰がないと検出できませんが、骨シンチでは5〜15%の脱灰で異常として検出できます。骨転移頻度の高い乳がん、前立腺がん、肺がんでスクリーニング検査として使用されています。前立腺がん、乳がんの骨転移患者では比較的予後がよいこともまれではなく、骨シンチで早期に骨転移を発見・治療することにより、症状緩和・QOLに貢献できます。
その他、骨外傷、疲労骨折、原発性骨腫瘍の検出に使用されます。

 

  • ワンポイント

投与後水分摂取するとRIクリアランスが速まり、コントラストのよい画像が得られます。投与2時間後には99mTc-HMDPの50%以上が尿中に排泄されています。これらは読影の妨げとなりますので、検査10分前ぐらいになりましたら、排尿にするようにしてください。

 

  • 画像例

検査画像を処理解析して、以下のような画像を提供しています。

 

 

正常像

 

多発骨転移の例

 

 


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