核医学

呼吸器系

肺換気血流シンチ

 
  • 検査準備

検査時間は30分程度です。(入室〜検査開始まで準備に10分、検査に20分)
大きな金属は外します。その他は特に更衣は必要ありませんが、当日担当者の指示に従ってください。

 

  • 放射性医薬品

肺血流シンチとして:99mTc-MAA   静脈注射
肺換気シンチとして:81mKr  吸入

 

  • 検査の原理

肺血流シンチ:99mTc-MAAは末梢静脈から投与されると、右心系から肺動脈を経て肺胞の毛細血管に到達します。99mTc-MAAの粒子径は肺の毛細血管より大きいため一過性の塞栓を生じます。99mTc-MAAの肺内分布は肺血流量に比例するため、肺血流の分布が把握できます。

肺換気シンチ:81mKrは不活性な希ガスであり、吸気されるとその肺内分布は換気分布を反映します。

 

  • 検査方法

仰向けに寝た状態で検査します。99mTc-MAAを静脈注射後、81mKr吸入をセットし、前面・後面像、及び左右前後両斜位像(5分×3回)を撮像します。

 

検査の様子

 

  • 臨床的意義

急性肺塞栓症の診断・治療効果判定・経過観察(近年は造影CTを使用することが一般的)。肺がん手術前後の評価目的。肺高血圧症、COPD、右―左シャント。

 

  • ワンポイント

当院では肺血流シンチと肺換気シンチを2核種同時収集することで、検査時間の短縮を図り、患者さんの負担軽減に努めています。
81mKrを吸入する際にマスクから外に81mKrが漏れないように、マスクをきつめに固定することがあります。酸素も同時に投与しますので呼吸はできますが、圧迫感があります。検査の性質上どうしても必要なため、可能な限りご協力ください。苦しいときは検査担当者に遠慮なく申し出てください。

 

  • 画像例

検査画像を処理解析して、以下のような画像を提供しています。

 

 

正常像の肺血流シンチ(99mTc-MAA)と 肺換気シンチ(81mKr)

 

 

肺塞栓症の肺血流シンチ と肺換気シンチ

 

 


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